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認知症の家族をグループホームに入居させるためには、一体どれくらい費用がかかるのでしょうか?
また軽減方法などがあれば知りたいですよね。
入居に必要な費用はもちろん、毎月払い続けることになる費用は特に負担が大きいため、施設を選ぶ前に心づもりをしておきたいものです。
そこで、この記事では
について紹介します。
きっと、施設を選ぶときの判断材料の一つとして役立てていただけると思います。ぜひ参考にしてみてくださいね。
※当該記事に関する個別のお問い合わせは受け付けておりません。また、記事中の触れられている法的見解についての責任は一切負いかねます。所管の自治体窓口または弁護士などの専門家にご相談ください。「そよ風」のサービスに関してのお問い合わせや不明点は、お問い合わせフォームより受け付けております。
グループホームに入居するために必要な費用は、大きく分けて入居時にかかる「初期費用」と、入居後に毎月かかる「月額費」の2つです。
さらに「月額費」は『日常生活費』『介護保険サービス』『サービス加算』の3つに分けられます。
施設により異なりますが、おおよその相場は
グループホームは介護保険制度上の施設ですが、具体的な規定はなく施設によって金額の差があります。
それでは、それぞれ詳細をみていきましょう。
入居する際にかかる初期費用は、賃貸住宅の敷金のようなものです。
一般的に「入居一時金」や「保証金」などと言われ、退居時に必要費用が差し引かれて残りは返金されます。
主な内容としては、
などがあります。
また、初期費用の償却は施設により異なり、数年で償却する場合があります。
それにより、返金額がゼロになる場合もあるので、事前にしっかりと確認をしておきましょう。
それから、施設によって項目名が異なりますが、
などの初期費用が発生することもあり、償却の対象とならない場合もあります。
毎月かかる費用は、施設で生活を送るうえでかかる「日常生活費」と、毎月必ずかかる介護保険適応サービス「介護サービス費」、施設の特徴により異なる介護保険適応サービス「サービス加算」の3つに分けられます。
入居期間が長くなるほど負担も大きいので、具体的にどのような費用がかかるのか見ていきましょう。
日常生活費は主に、
などが含まれます。
そのうち施設により大きくことなるのは、「居住費」と「雑費」です。
「居住費」は、施設のある地域や施設設備の充実度、居室の広さなどにより違いが生じます。
基本的には、都市部の方が郊外よりも高い傾向があります。
また、「居住費」に「光熱費」が含まれている施設もあります。
「雑費」は実際金額を全額負担する必要があります。
おむつ代や理美容代、提携病院以外の医療機関への通院補助、外出イベントの買い物代など多岐に渡ります。
どのような実費負担が想定されるか、あらかじめ項目を確認しておくことをおすすめします。
おむつ代や理美容代の料金を設定している施設もありますし、持ち込んだおむつを使うことができる場合もありますので、あわせて確認してみましょう。
また、実費負担する内容は個人により異なりますが、おおよその目安として、現在、施設に入居されている方の費用感を聞いておくと安心です。
ちなみに、福祉用具の賞与費用は事業所負担とされているので、負担費用は発生しません。
グループホームに入居できるのは要支援2以上の方です。
そのため、多くの方は食事や入浴、排泄、移動の介助などが必要で、介護サービス費はその介護サービスを受けるための費用になります。
この費用は介護保険適応サービスとなり、地域やユニット数、要介護度によって負担額が変わります。
基本的に要介護度が高くなると自己負担額は高くなり、ユニット数が多い方が負担額は低くなります。
また、介護保険が適応されるので負担する実費額は1割負担ですが、一定基準以上の所得がある場合は2~3割の負担となります。
■利用負担1割の場合
※2024年4月時点
※地域により異なり、一定以上の所得がある場合は2~3割負担となります
サービス加算とは、専門的なサービスや充実した体制に対して加算される費用です。
これにより、その施設ではどのようなサービスが受けられるのかを知ることができます。
施設により内容が異なるので、事前に確認をしておきましょう。
一例として、
などのような種類があります。
サービス加算の額は項目ごとに定められており、数十円~数百円程度と様々です。1つあたりの加算は小さくても積みあがると大きな費用となることもあるため、事前にしっかりと確認しておきましょう。
入居から30日を限度に適用されるもので、施設での生活に慣れるための様々な支援をする際にかかる費用です。
認知症をもつ方が苦手な環境の変化をやわらげる効果が期待されます。
また、入居中に1か月以上の入院をした場合にも、退院後に手厚いケアを行うために加算が適当されることがあります。
認知症ケアに関する研修を修了した介護スタッフを配置していたり、介護スタッフに対して認知症ケアに関する指導や情報共有をしている場合に発生する費用です。
認知症ケアへの理解が深くより手厚い認知症ケアが受けられるといえます。
夜間の巡回や緊急時に迅速に対応、安全確保などを目的として、人員を増やし見守り体制を充実させているためにかかる費用です。
看護師が常勤で1名以上常勤していたり、24時間連絡体制の整った訪問看護ステーションとの連携ができていたり、胃ろうや喀痰(かくたん)吸引の対応が可能など、医療ケアが整っている場合に発生する費用です。この加算がある施設は、入居者の状態が急変あるいは重度化した場合でも、家族の同意の元で支援する体制が整っています。
この加算があれば施設での看取りを行うことができます。
通常時には適応されず、医師が回復の見込みがないと診断した後に看取りに向けたケアプランが作成され、同意を得たうえで行われます。
終身でグループホームを利用したいと考えている場合は、この加算項目があるかどうか確認をしましょう。
この他にもさまざま種類のサービス加算があります。
1つあたりの加算は小さくても積みあがると大きな費用となることもあるため、事前にしっかりと確認しておきましょう。
一般的に知られる、所得の低い利用者に対して施設サービスの食費や住居費の一部が支給される「特定入所者介護サービス費(負担限度額認定)」は、特別養護老人ホームや介護老人保健施設で適用されるもので、残念ながらグループホームでは使うことができません。
そこでここでは、少しでも費用を軽減させるためにグループホームで適用される助成制度をまとめて紹介します。
介護保険サービス費を対象に、入居者の所得に応じて設定された月々の自己負担の限度額を超えた場合に、使うことができます。
さらに世帯全体の負担額も考慮されるので、夫婦などで利用しあわせて上限額を超えた場合にも適用されます。
一度申請をしておくと、二回目以降は該当する度に支給されます。
ちなみに、支給申請には2年の時効があるので注意が必要です。
まずは窓口で相談をしてみましょう。
(2021年8月1日時点)
市区町村の「介護保険窓口」など「医療保険窓口」
各自治体が独自でグループホーム入居者に対する助成を行っていることがあります。
ほとんどの場合が住民税非課税世帯や、収入、資産に関する要件が設けられているので確認してみましょう。
一例として、
まずは、助成の有無や詳細な内容について問いあわせをしてみましょう。
市区町村の「福祉保健窓口」または「介護保険窓口」
低所得世帯または生活保護受給者の方を対象に家賃の一部が補助されます。上限は月額1万円となり、申請しないと支給になりません。
また、助成金は施設を運営する事者が受け取り、その金額が居住費から差し引かれます。
申請方法などについて窓口に相談してみましょう。
市区町村の「介護保険窓口」または「医療保険窓口」
いかがでしたか?
長期間の暮らしとなることが多いグループホームでは、費用を把握したうえで、認知症をもつ家族にとってよりよい施設を選ぶことが大切です。
継続して支払うことになる月額費用は、施設の立地でも大きな差が出てきくるので一つの参考にしてください。
毎月無理なく支払い続けることができることを前提に、求めるサービスが整っているかどうか、しっかり確認しながら比較検討しましょう。
そして、大切な家族を安心して任せることのできるベストな施設がみつかるよう、ぜひ、この記事を役立ててみてくださいね。
施設の選び方など、グループホームについて詳しく知りたい方は、こちらの「グループホームとは?認知症ケアに特化したサービス・費用・選び方」もあわせて読んでみてください。
※当該記事に関する個別のお問い合わせは受け付けておりません。また、記事中の触れられている法的見解についての責任は一切負いかねます。所管の自治体窓口または弁護士などの専門家にご相談ください。「そよ風」のサービスに関してのお問い合わせや不明点は、お問い合わせフォームより受け付けております。
私たちはグループホームをはじめとする入居系サービスを全国で展開しています!
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株式会社SOYOKAZE
事業統括本部部長(拠点サポート部署)
渡邉 祐貴
(介護福祉士・介護支援専門員)
介護現場に10年従事し管理者、生活相談員、計画作成担当者など様々な役務をデイサービス、ショートステイ、グループホームで経験。介護福祉士、介護支援専門員等の資格を取得し、介護の専門性を磨く。
その後、現在の役職となり介護業界での経験は約20年。
現場の感覚を忘れずに、課題や問題点を抽出し、その対策に日々取り組んでいる。
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介護保険サービスは20種類以上あり、それぞれ用途やご利用目的が違います。
「どのサービスを使ったらいいのかわからない!」という方は、
まずはどんなサービスがあなたに適しているのか簡単にチェックしてみましょう!
最大4つの質問に答えていただくだけで、おすすめの介護保険サービスを紹介します。
介護保険サービスを利用するには行政が実施する要介護認定にて
要支援または要介護の判定を受けている必要があります
介護保険サービスはご自宅で生活しながら使うものと、施設に移り住むものがあります。
ライフプランに合わせて選択してください。
ご自宅でご利用できる介護サービスにはスタッフがご自宅に来てくれるものと、
介護が必要な方が通う施設があります。
ご自宅に来てもらうと住み慣れた環境で過ごせます。
施設に通うと他のご利用者との交流やレクやリハビリが充実しています。
移り住む施設の中には認知症のケアに特化しているものがあります。
施設を選ぶ際は認知症の有無をひとつの基準にしてみましょう。
日常生活を送るうえでどのくらい介護が必要かによって適している施設は変わります。
介護度を基準に選択してみましょう。