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「ケアマネジャーは誰に頼んでもそんなに変わらないのでは?」と思っていませんか。そんなことはありません。
保有資格やこれまでの経験や得意分野、熱心さで、利用者との相性やその後のケアプランに大きく差が出ることがあります。
人任せにしていたら、ケアマネジャーとの相性が合わず、介護以外の悩みが増えてしまうことに。
では、相性の合う自分たちの求めるケアマネジャーをどうやって探し、選んだらいいのでしょうか。
この記事では、自分たちに合うケアマネジャーの選び方をご紹介します。
最後まで読んでいただければ、きっと自分たちの求める介護生活の頼れるサポーターとなるケアマネジャーを選ぶことができるはずです。
なおケアマネジャーの概要について知りたい方は「ケアマネジャー(介護支援専門員)とは高齢者の強い味方!役割・探し方など」をご覧ください。
※当該記事に関する個別のお問い合わせは受け付けておりません。また、記事中の触れられている法的見解についての責任は一切負いかねます。所管の自治体窓口または弁護士等の専門家にご相談下さい。「そよ風」のサービスに関してのお問い合わせや不明点は、お問い合わせフォームより受け付けております。
介護をする人にとって「よいケアマネジャー」と出会うことが、介護において必要不可欠といえます。
なぜなら、介護サービスを利用するにあたり、介護の計画から業者手配まで、ほぼすべてといっていいほどケアマネジャーを介して行われるからです。
ケアマネジャーは介護以外にも家庭のプライベートな悩みや金銭面など色々と知ってもらう関係になります。
一緒に今の状況から最善の介護プランを考え、サービスの手配と管理をしてくれる介護生活の強い味方であり、要介護者と家族を支える介護生活の最強のパートナーなのです。
ケアマネジャー次第で要介護者の生活の明暗が分かれます。たがらこそ、信頼できるケアマネジャーを選ぶことが大切なのです。
ここで、ケアマネジャーの選び方を知り、自分たちに合う「よいケアマネジャー」を選んでください。
経験豊富で能力が高いケアマネジャーが自分たちの希望を叶えてくれるケアマネジャーとは限りません。
ケアマネジャーの存在意義は、要介護者と介護者が疲弊しないようにサポートすることにあります。経験や能力よりも、自分たちのニーズへの理解や対応の姿勢、相談や話しやすさなどの相性が重要です。
よって、一概に経験や知識が豊富=「よいケアマネジャー」「自分たちに合ったケアマネジャー」ではありません。相性以外にも「安心して頼めるか」「コミュニケーションをとれるか」は、ケアマネジャーを選ぶ際に重要なポイントです。
それでは、いよいよ担当をお願いするケアマネジャーを探しましょう。
「ケアマネジャー」という人はどこにいるのか、どのタイミングで探すのか、多くの方はそこからのスタートになるのではないでしょうか。
ケアマネジャーの依頼までのおおまかな流れは、介護申請をして、認定調査後に介護認定の通知が届いたら、次は担当してもらうケアマネジャーを見つける必要があります。まずは次の2つのポイントを理解しましょう。
介護保険制度において介護を必要とする人や家族の相談や助言、利用者の状態に合ったケアプラン(介護サービス計画書)の作成、介護サービスの調整や管理、サービス提供事業者への連絡や手配など、ほぼすべてといっていいほどケアマネジャーを介して行われます。
ケアマネジャーは、自治体からの指定を受けた「居宅介護支援事業所」(ケアプランセンターという名称の場合もあります)に所属しています。
居宅介護支援事業所がどこにあるかは、市区町村の介護保険担当窓口や地域包括支援センターでリストをもらうことができます。
もらった事業所リストには、各事業者の住所や電話番号、営業日、他に運営している事業、所属しているケアマネジャーの人数、併設サービスなどの情報が記載されています。
事業所リストの記載順は、自治体ごとに違い「あいうえお順」や「事業所番号順」、「地域順」などさまざまです。
リストの上から順番に連絡しがちですが、リストの内容を確認して自分たちの求める優先順位から担当地域や運営母体、併設事業や所属するケアマネジャーの人数などからも選ぶようにするとよいでしょう。
<例>医療との連携がスムーズな方がよい場合
医療法人や訪問介護ステーション併設の事業所のケアマネジャーがおすすめ
地域包括支援センターは原則として特定の事業者を推薦できませんので、リストをもとに自分でいくつかの事業所を選んで連絡してみましょう。
リストだけでは分からない場合は、地域包括支援センターに「自宅の近くで」「医療の連携がスムーズ」といった要望を伝えれば、条件に合う事業所を教えてくれます。かかりつけ医に相談し、紹介を頼むのも一案です。
ここでの注意点は、事業所リストや地域包括支援センターが紹介するのは事業所であり、ケアマネジャーを見つけてくれるわけではないことです。
よいケアマネジャーと早く出会うには希望の条件を伝え、病院スタッフや近所の人、実際に利用した方からの評判や口コミなどの情報を元にアプローチすることが近道です。
ケアマネジャーの探し方が分かったところで、次に肝心の選び方をご説明します。
実際にケアマネジャーはどのように選べばよいのでしょうか。基本は人柄と能力を見ることです。
選ぶポイントは以下の通りです。
ケアマネジャーは、なによりも信頼関係を築ける相手であることが大切です。
これを基本に次の5つのキーワードを参考に選びましょう。
ケアマネジャーが所属している居宅介護支援事業所は、運営母体がさまざまです。社会福祉法人や医療法人、民間企業、NPOなど運営母体の特徴は所属するケアマネジャーの提案内容に少なからず影響してきます。
また、訪問介護やデイサービスなど別のサービスが同じ建物に入っている併設型とない独立型の2種類があり、90%程度は併設型です。同じ施設にあるサービスも参考にしましょう。
まずは、次のような特徴で絞り込むのがおすすめです。
家から近い事業所や特定事業所加算を受けている事業所は、緊急事態の際に安心です。
ファーストコンタクトの電話対応などから事業所の雰囲気は感じられますね。
医療での悩みなど問題がある場合は、効率よく連携してもらえます。
特定事業所加算とは、24時間の連絡体制を確保している事業所に与えられます。
同じ経営母体が運営しているので連携しやすいはずです。
ケアマネジャーは介護福祉士、ホームヘルパー、医師、看護師、薬剤師、理学療法士、社会福祉士などの「保健」「福祉」「医療」の分野における豊富な知識と資格、経験のある人たちです。
どの分野で実務経験があるかによってケアマネジャーの得意分野は異なり、その違いが選ぶポイントにもなります。
看護師等、医療の資格を持つケアマネジャーのほうが、最適なプランの提案や医療施設との連携に安心感を持てるでしょう。
訪問介護や在宅介護経験のある介護福祉士や、ヘルパーの経験の長いケアマネジャーが適しているでしょう。
ケアプランを作成する際は、家族の希望や事情も理解してもらう必要があり、ケアマネジャーが相談しやすい人かは重要なポイント。
要介護者の状態や家族の状況、環境や価値観、金銭問題などが異なる事情に、それぞれ最適なプランを提案するには、担当してもらうケアマネジャーの対応力と人間力が重要です。
以下はケアマネジャーの「対応の姿勢」のチェックです。
ケアマネジャーは単にケアプランの希望を聞くだけでなく、そのような希望が出る理由や原因なども把握し、分析して根本的な問題の解消を考える必要があります。
知識が豊富なだけではなく、コミュニケーションとヒアリングの能力がある人を選びましょう。
介護をしていると、日々様々な想定外の問題が発生します。ケアマネジャーには、そんな緊急時や問題発生時に迅速な対応が求められます。そんなとき、冷静に迅速に対応し、家族を安心させてくれるフットワークのよいケアマネジャーを選びたいものです。
以下の2つのポイントを参考にしてみてください。
もし担当ケアマネジャーと連絡が取れなくても、事業所が近ければ連携して対応をしてもらえるかもしれません。
ベテラン、新人ともにメリット、デメリットがあるので、両方の可能性を把握し、自分たちが求めるベストなケアマネジャーを選んでください。
<メリット> 経験があるので知識が豊富。ネットークも広い可能性。
<デメリット>担当件数が多く、フォローする時間の確保は難しくなります。
<メリット>担当件数がまだ少なく時間に余裕があるので相談しやすい
<デメリット>慣れていないので、ケアマネジャーとしてや地域の情報や知識など対応力が弱い
1人のケアマネジャーが担当できる要介護者の上限は35名ほどです。マメに話をしたり顔を合わせて相談したい要望がある場合には、あえて担当人数の少ないケアマネジャーを選ぶのもひとつの方法です。
ただ、新人ケアマネジャーであっても、いずれは担当数がふえるということは予め認識しておきましょう。
ケアマネジャーとのつきあいをスムーズにするためにはどのようにすればいいのでしょうか。
最初は気負わずに、受け身でいいと思います。
しっかりと情報共有して、なんでも話してみる、相性が合わなかったらケアマネジャーはいつでも変えられます。次の2点を心得ておくことをおすすめします。
介護での小さな疑問や、くだらない問題だからと臆せずにケアマネジャーには質問して不明なことはため込まずに解決しましょう。
要介護者や家族が、何が分からず、何が不安であるかを把握しないと、いくら知識や情報を持っているケアマネジャーでも的確な提案や解決策に導けません。
介護という、一人ひとりが異なる状況で直面する問題は分からないことばかりなのは当然です。そのサポートで介護のプロであるケアマネジャーが担当するわけですから、しっかり頼っていきましょう。
悩みや今後の介護生活での希望や要望を詳細に伝え、ケアプランに反映してもらうためには、ケアマネジャーには要介護者と家族の置かれている状況を正しく把握してもらうことが大切。
言いにくい人間関係や金銭問題や要望なども正直に伝えておいた方がよいです。
ケアマネジャーには守秘義務があるので、できるだけ多くの情報を隠さずケアマネジャーには伝え、それらを知って理解してもらった上で、最善のプランを検討してもらいましょう。
いろいろ確認した上で選んだケアマネジャーでも、意見の相違や些細なことで上手くいかなくなることもあると思います。そんなとき、担当ケアマネジャーを変えることは可能です。
ケアマネジャーの変更手続きは、以下の3つの方法になります。
ケアプランの内容やサービスの手配に不満だったり、強引に特定の事業者やサービスを押し付けられたりした場合は、我慢せずに変更を検討しましょう。
利用者にとって、ケアマネジャーが、フットワークよく些細な疑問や不安をしっかり解消してくれるかどうかによって今後の介護生活の明暗が分かれるといっても過言ではありません。
ケアマネジャーのアドバイスやケアプランが、その後の介護生活を大きく左右します。
ケアマネジャーと連携した介護生活を送るためには、要介護者や家族が希望をケアマネジャーに具体的に正しく伝えることが大切です。
ケアマネジャーは要介護者とその家族の介護生活を支える大切なパートナーです。
ケアマネジャーとの面談や連絡のやりとりは、介護生活の中で何度も行われます。
今回ご紹介した選び方を参考にして、一緒に考え、フットワークの軽い、家族が信頼できる「よいケアマネジャー」を選んでください。
※当該記事に関する個別のお問い合わせは受け付けておりません。また、記事中の触れられている法的見解についての責任は一切負いかねます。所管の自治体窓口または弁護士等の専門家にご相談下さい。「そよ風」のサービスに関してのお問い合わせや不明点は、お問い合わせフォームより受け付けております。
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事業統括本部部長(拠点サポート部署)
渡邉 祐貴
(介護福祉士・介護支援専門員)
介護現場に10年従事し管理者、生活相談員、計画作成担当者など様々な役務をデイサービス、ショートステイ、グループホームで経験。介護福祉士、介護支援専門員等の資格を取得し、介護の専門性を磨く。
その後、現在の役職となり介護業界での経験は約20年。
現場の感覚を忘れずに、課題や問題点を抽出し、その対策に日々取り組んでいる。
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