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北海道
親に介護が必要になり訪問型の介護サービスを利用していると定期巡回というサービスを耳にすることがありますが、「訪問介護や訪問看護と似ているようだけれど、何が違うの?」と疑問に思う方が多いんです。
実際、訪問介護に似ているのですが、
という違いがあります。
この記事では「結局どんなサービスなの?」「わかりやすく教えて欲しい」という方向けに
など、定期巡回に関して網羅的に説明しています。
この記事を読み終えていただければ、定期巡回のことを理解し、介護サービス選びのヒントになるはずです。ぜひ参考にしてください。
なお私たちが運営する「そよ風」でも定期巡回サービスを展開しております。この記事を読んで興味を持った方はぜひ「そよ風」公式サイトより施設をお探しください。
※当該記事に関する個別のお問い合わせは受け付けておりません。また、記事中の触れられている法的見解についての責任は一切負いかねます。所管の自治体窓口または弁護士等の専門家にご相談下さい。「そよ風」のサービスに関してのお問い合わせや不明点は、お問い合わせフォームより受け付けております。
定期巡回・随時対応型訪問介護看護 (以降、定期巡回)とは利用者の自宅への定期的な巡回や、通報の対応を24時間365日行うサービスです。介護職員だけでなく看護師も訪問を行っています。
冒頭でも記載しましたが、訪問介護や訪問看護と比較して定期巡回は
という点が違います。
定期巡回は定額制で利用制限がないので、訪問介護や訪問看護の利用頻度が増え、介護サービスの利用限度額を超えてしまっている方におすすめのサービスです。また定額制なので、他のサービスに比べて介護費用の試算が簡単なところもおすすめのポイントです。
サービスの内容は主に次の4つです。利用者の様態によって組み合わせて利用します。
あらかじめ計画したとおりに1日の間に複数回利用者の自宅を定期的に訪問します。
<利用例>
7 時:起床介助・排泄介助
12時:食事介助・排泄介助
18時:食事介助・服薬介助
21時:就寝介助・排泄介助
このように1日に3~6回ほど、ご利用者の状態に合わせて定期的に自宅に訪れ、介護サービスを提供します。身体的な介護でなくても安否確認や健康チェックで来てもらうこともできます。
いわゆる病院でいうところのナースコールです。利用者やそのご家族からの相談を24時間受け付けており、専門知識を持ったオペレーターが対応します。相談の内容によってはオペレーターの判断で介護職員を緊急訪問させることもできます。サービスに使用する通報装置は無償で貸与され、設置工事は不要です。
<利用例>
1日2回程度コール
随時対応サービスで受けた相談からオペレーターが緊急訪問の必要があると判断した場合に、介護職員や看護師が自宅に訪問します。夜間でも対応してくれます。
<利用例>
月1回程度の臨時訪問 ※予定されていたものとは異なる訪問
必要な場合、医師の指示に基づき、定期的に看護師が自宅に訪問。緊急性が高く看護師の訪問が必要な場合も自宅に訪問してくれます。
<利用例>
週1回の訪問
このようなサービスを受けられるので、自宅にいながら施設と同様の充実感があるといえるでしょう。
定期巡回の利用は以下の条件に当てはまっている必要があります。
注意しなければいけないのが、介護度が要支援1~2の方は利用できないということです。
比較的介護度が重くなり始めた方向けのサービスなのです。
定期巡回は基本的に要介護認定を受け、要介護1~5の介護度を認定された方を対象にしたサービスです。利用する流れは以下の通りです。
①要介護認定の申請
市区町村の役所や地域包括支援センターに要介護認定を申請する窓口があるので、「介護保険要介護認定・要支援認定申請書」「介護保険被保険者証または医療保険被保険者証」「主治医意見書」の3点を提出します。申請の際は印鑑が必要なので持参しましょう。
②要介護認定
要介護認定の申請を出すと、調査員が自宅を訪問し、心身の状態や家族との面談が行われます。またかかりつけ医か指定の医者に意見書を作ってもらいます。これらの情報をもとに一次判定、二次判定と進み介護度が決定します。
③ケアプランの作成
介護度が決まるとケアマネジャー(介護支援専門員)という介護サービスのプランナーを紹介されます。そして、ケアプランという介護サービスの計画書を作成します。このタイミングで定期巡回の利用を希望しましょう。以後はケママネジャーと一緒に最適な介護サービスを選択していきます。
④事業所の選択
ケアプランにある介護サービスを提供している事業所を選びます。ケアマネジャーのおすすめや使いたい定期巡回を見学するなどよく吟味しましょう。使いたい定期巡回が決まったらケアマネジャー経由で事業所と契約が進み、使えるようになります。
原則、事前に作成されるケアプランと定期巡回の介護計画にそって介護サービスを利用していきます。
定期巡回の利用料金は月額定額制で
によって変わります。
以下が金額の一例です。詳細はご利用の施設でご確認ください。
※料金は2024年4月時点のものです。
要介護1:5,446円
要介護2:9,720円
要介護3:16,140円
要介護4:20,417円
要介護5:24,692円
要介護1:7,946円
要介護2:12,413円
要介護3:18,948円
要介護4:23,358円
要介護5:28,298円
要介護1:5,446円
要介護2:9,720円
要介護3:16,140円
要介護4:20,417円
要介護5:24,692円
※令和6年度の介護報酬改定にて、夜間対応型訪問介護との将来的なサービス統合を見据えて、定期巡回の基本報酬に、夜間対応型訪問介護の利用者負担に配慮した新たな区分が設けられました。詳細については、ケアマネジャーにご確認ください。
定期巡回のメリットとデメリットを整理しましたので参考にしてください。
①24時間対応の安心感
定期的な巡回に加えて緊急コール受付・緊急訪問を24時間対応してくれるので、緊急時の不安が解消され自宅においても施設同様の安心感を得ることができます。
②住み慣れた自宅で生活できる
自宅に介護と看護で訪問してくれるので、住み慣れた環境で生活を続けることできます。
③定額制なので利用限度額を気にしなくていい
介護度が重くなり利用頻度が上がっても定額制なので安心です。
①似たような訪問サービスは利用不可
訪問介護、訪問看護(定期巡回連携ではない)など、似たような訪問型の介護サービスは原則併用できません。
②他の訪問サービスから乗り換え時の環境変化
既に訪問介護や訪問看護を利用している方が定期巡回にサービス変更となった場合、それに伴う訪問スタッフが変更になります。このような環境変化がご利用者にとってどんな影響があるか考慮しておきましょう。
③利用回数が少ないと結果的に高くなることも
利用回数が少ない場合は、訪問介護や訪問看護を組み合わせて使った方が費用を抑えられる場合もあります。定期巡回で得られる24時間対応や緊急対応による安心感を踏まえてご利用者にとってどのサービスが良いのか検討してから利用しましょう。
このようなメリット・デメリットがあるため定期巡回は
におすすめなサービスです。
最後に今回の記事の重要なポイントまとめます。
この記事を参考にお近くの定期巡回を探してみましょう!
私たちが運営する「そよ風」公式サイトでも、定期巡回についてのサービス説明を掲載しております。興味をお持ちになった方はぜひあわせてご覧ください。
※当該記事に関する個別のお問い合わせは受け付けておりません。また、記事中の触れられている法的見解についての責任は一切負いかねます。所管の自治体窓口または弁護士等の専門家にご相談下さい。「そよ風」のサービスに関してのお問い合わせや不明点は、お問い合わせフォームより受け付けております。
私たちは定期巡回をはじめ様々な在宅系サービスを展開しています。
公式サイトよりお気軽に施設検索してみてください。
株式会社SOYOKAZE
事業統括本部部長(拠点サポート部署)
渡邉 祐貴
(介護福祉士・介護支援専門員)
介護現場に10年従事し管理者、生活相談員、計画作成担当者など様々な役務をデイサービス、ショートステイ、グループホームで経験。介護福祉士、介護支援専門員等の資格を取得し、介護の専門性を磨く。
その後、現在の役職となり介護業界での経験は約20年。
現場の感覚を忘れずに、課題や問題点を抽出し、その対策に日々取り組んでいる。
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介護保険サービスは20種類以上あり、それぞれ用途やご利用目的が違います。
「どのサービスを使ったらいいのかわからない!」という方は、
まずはどんなサービスがあなたに適しているのか簡単にチェックしてみましょう!
最大4つの質問に答えていただくだけで、おすすめの介護保険サービスを紹介します。
介護保険サービスを利用するには行政が実施する要介護認定にて
要支援または要介護の判定を受けている必要があります
介護保険サービスはご自宅で生活しながら使うものと、施設に移り住むものがあります。
ライフプランに合わせて選択してください。
ご自宅でご利用できる介護サービスにはスタッフがご自宅に来てくれるものと、
介護が必要な方が通う施設があります。
ご自宅に来てもらうと住み慣れた環境で過ごせます。
施設に通うと他のご利用者との交流やレクやリハビリが充実しています。
移り住む施設の中には認知症のケアに特化しているものがあります。
施設を選ぶ際は認知症の有無をひとつの基準にしてみましょう。
日常生活を送るうえでどのくらい介護が必要かによって適している施設は変わります。
介護度を基準に選択してみましょう。