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などの理由からショートステイを長期間利用することはできないだろうか、と思っている方いらっしゃいませんか?
ずばりショートステイは短期的な利用を想定しているサービスではありますが、在宅介護ができない特別な事情がある方に限っては、長期的な利用をすることも可能です。
そこでこの記事では、ショートステイを長期的に利用するための条件や注意点についてご説明いたします。ショートステイの長期的な利用を検討する際は、条件や注意点について理解したうえでケアマネジャーに相談し、利用をするようにしましょう。
私たちが運営する「そよ風」では、全国でショートステイを運営しております。ショートステイの利用をお考えの際は、ぜひお近くの「そよ風」をご検討ください。
※当該記事に関する個別のお問い合わせは受け付けておりません。また、記事中の触れられている法的見解についての責任は一切負いかねます。所管の自治体窓口または弁護士等の専門家にご相談下さい。「そよ風」のサービスに関してのお問い合わせや不明点は、お問い合わせフォームより受け付けております。
そもそもショートステイとは、短期間だけ施設に入所して食事や入浴などの介護を受けることができるサービスのことです。
など普段在宅介護を中心としている方が、介護する側・される側双方の事情により、一時的に在宅での介護ができなくなった場合、短期的に利用することができるサービスです。
ショートステイの目的はその名の通り、
ショート=短期間
ステイ=滞在
を想定しているサービスとなります。
ショートステイについてさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事「ショートステイとは?用途別に3タイプある!サービスや費用をご紹介」をご覧ください。サービスの詳細や、利用条件・費用などについて説明しております。
では、長期的にショートステイを利用するとはどういうことなのでしょうか。
次章から詳しく説明していきます。
前述したとおり、ショートステイは短期的な利用を目的としたサービスです。
しかし本来想定されている利用の仕方ではないですが、ロングショートステイといってショートステイを長期的に利用している方もいらっしゃいます。ロングショートステイを利用する方の多くは、介護者の事情によりしばらく在宅介護が難しいなどやむを得ない理由がある方になります。
受けられるサービスはショートステイを短期的に利用した際と同じサービスを毎日受けるというイメージで、大きな違いはありません。
やむを得ない理由がある場合に限り、ロングショートステイの利用は可能
ショートステイは在宅介護をしている方向けのサービスとなりますので、特養や有料老人ホームのように生活の拠点としてショートステイを利用することは原則認められていません。
ロングショートステイの利用者が増えると、本来の目的に沿った短期的な利用を検討している人が利用できない場合がでてきてしまいます。
地域や施設により条件は異なりますので一概には言えませんが、ショートステイを生活の拠点として利用するのはやめましょう。
※近年本来の使用目的とは異なった理由でロングショートステイを利用する方が増えており、地域によってはロングショートステイの利用が難しい場合もあります。事前にケアマネジャーに相談し、ロングショートステイの利用が可能かどうか確認をするようにしましょう。
ロングショートステイを利用するにあたり、利用期間の条件が2つあります。
利用したいだけ利用できるわけではないので、注意するようにしましょう。
条件1)介護認定期間の半数を超えてはいけない
例えば介護認定機関が180日の場合、90日までの利用は可能ということになります。
条件2)連続して利用する場合30日を超えてはいけない
同じ月内・月またぎどちらの場合でも、連続して30日までの利用は可能ということです。
●やむを得ない理由で利用期間を超えて利用する場合、理由届出書の提出が必要となる
「退院後在宅介護へ向けて、体調や生活リズムを整えるための準備期間である」
「介護者の体調不良により、一時的に在宅介護ができなくなる」
などやむを得ない理由がある場合は、利用期間を超えての利用ができる場合があります。
ただし利用期間を超える場合なぜ利用する必要性があるのか、という理由を記載した理由届出書の提出が必要となります。
理由届出書はケアマネジャーから自治体への提出となりますので、本人や家族が作成する必要はありません。
●30日目・31日目に別の事業所のショートステイに入所した場合でも、連続として数えられる
仮に30日目・31日目に別の事業所のショートステイに入所した場合でも、
ショートステイの連続利用として数えられます。
連続として数えられないのは、
の2つのみです。
利用期間について詳しく知りたい方は「ショートステイを利用できる期間は?要介護度別の利用日数目安を紹介」をご覧ください。
生活保護の方のロングショートステイ利用について
生活保護の方もロングショートステイを利用することは可能です。サービス費や食費などに軽減制度が適用されることで、高額な費用になることはありません。
しかし年金の支給がある方については軽減制度が適用されることで、年金額よりもロングショートステイの費用が少額の場合は、生活保護を停止される可能性がございます。
短期的な利用であれば問題ございませんが、ロングショートステイを利用する場合には、期間と費用に注意して利用するようにしましょう。
ロングショートステイの費用は、短期的にショートステイを利用する際の費用と違いはありません。利用条件により費用差はありますが、1泊2日の利用でおおよそ8,000~15,000円程度が目安となりますので、日数分をかけるイメージで問題ありません。
<1泊2日利用の一例>
※介護保険適用項目については、介護保険自己負担割合を1割負担としたときの目安費用を記載しております。
※2024年4月時点
費用についてさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事「ショートステイの費用まるわかり!費用を抑える方法や軽減制度も紹介」をご覧ください。
●利用期間を超えて利用する場合、全額自己負担となる
前章で説明した利用期間は、介護保険が適用される期間となります。
そのため
・介護認定期間の半数を超えての利用
・連続して30日以上の利用
の場合は、費用が全額自己負担となる条件で利用をすることとなります。
●介護保険支給限度基準額を超えて利用する場合、全額自己負担となる
介護保険サービスは、支給限度基準額といって介護保険サービスを利用できる限度額が介護度ごとに定められています。
そのため長期的な利用でかつ、同月内に他介護保険サービスの利用があった場合は、支給限度基準額を超える可能性が高くなり、超えた分は全て自己負担となります。
支給限度基準額は介護度により異なるので、区分変更することで自己負担額が減る可能性もある
介護度は、次の更新前に区分変更の申請を行うことが可能です。
介護度により支給限度基準額は異なり、介護度が低いとショートステイを長期的に利用したくても、自己負担額が増えてしまい利用できないという場合があります。
認定時と体調の変化があった場合は、区分変更の申請を行い正しい介護度認定をしてもらい、必要な介護サービスが受けられるようにしましょう。
短期的にショートステイを利用する場合とロングショートステイでは、サービスや費用などで大きな違いはありません。
しかし
という点では、通常のショートステイ利用とは異なる点があります。それが以下の2つとなります。
●ケアプランは2つ必要となる
ショートステイは介護保険サービスとなりますので、利用が短期的であろうと長期的であろうとケアプランが必要となります。
それに加えてロングショートステイの場合、長期の滞在中どのようなケアが行われるのかという具体的なケアプランが必要となります。
①居宅ケアマネジャー作成による、ショートステイ利用のためのケアプラン
②ショートステイ在籍のケアマネジャー作成による、ショートステイ利用中のケアプラン
●福祉用具貸与が認められない場合がある
自己負担が発生するタイミングでも自宅に帰らず、長期的にショートステイを利用する場合、在宅で使用する福祉用具貸与は認められていません。
絶対とは言い切れませんが、ロングショートステイ利用の間でも、在宅介護が少なからず発生するのであれば、貸与は認められる場合があります。
いかがでしたでしょうか。
ショートステイを長期的に利用するロングショートステイは可能ですが、本来のショートステイ利用目的とは異なります。
ですので、あくまで一時的な利用を前提とし、やむを得ない場合のみロングショートステイを利用するようにしましょう。
この記事を読んでショートステイにより興味を持った方は、ぜひ私たちが運営する「そよ風」公式サイトをご覧ください。ショートステイの紹介をはじめ、施設検索、介護サービス診断など、介護サービス利用に関する情報をお届けしております。
※当該記事に関する個別のお問い合わせは受け付けておりません。また、記事中の触れられている法的見解についての責任は一切負いかねます。所管の自治体窓口または弁護士等の専門家にご相談下さい。「そよ風」のサービスに関してのお問い合わせや不明点は、お問い合わせフォームより受け付けております。
私たちは全国でショートステイそよ風を運営しています。
公式サイトよりお気軽に施設検索してみてください。
株式会社SOYOKAZE
事業統括本部部長(拠点サポート部署)
渡邉 祐貴
(介護福祉士・介護支援専門員)
介護現場に10年従事し管理者、生活相談員、計画作成担当者など様々な役務をデイサービス、ショートステイ、グループホームで経験。介護福祉士、介護支援専門員等の資格を取得し、介護の専門性を磨く。
その後、現在の役職となり介護業界での経験は約20年。
現場の感覚を忘れずに、課題や問題点を抽出し、その対策に日々取り組んでいる。
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介護保険サービスは20種類以上あり、それぞれ用途やご利用目的が違います。
「どのサービスを使ったらいいのかわからない!」という方は、
まずはどんなサービスがあなたに適しているのか簡単にチェックしてみましょう!
最大4つの質問に答えていただくだけで、おすすめの介護保険サービスを紹介します。
介護保険サービスを利用するには行政が実施する要介護認定にて
要支援または要介護の判定を受けている必要があります
介護保険サービスはご自宅で生活しながら使うものと、施設に移り住むものがあります。
ライフプランに合わせて選択してください。
ご自宅でご利用できる介護サービスにはスタッフがご自宅に来てくれるものと、
介護が必要な方が通う施設があります。
ご自宅に来てもらうと住み慣れた環境で過ごせます。
施設に通うと他のご利用者との交流やレクやリハビリが充実しています。
移り住む施設の中には認知症のケアに特化しているものがあります。
施設を選ぶ際は認知症の有無をひとつの基準にしてみましょう。
日常生活を送るうえでどのくらい介護が必要かによって適している施設は変わります。
介護度を基準に選択してみましょう。