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脚の痛みで自宅にこもるようになった親のために歩行器を選びたいけど、「歩行器は何種類あるの?」「どう選べばいい?」と悩みますよね。
歩行器は大きく分けると3種類あり、身体の状態にあったものを使用しないと症状を悪化させてしまうことがありますので正しく選ぶ必要があります。また、使用する目的などによっても選ぶべきものは変わってきます。
そこでこの記事では、
などについて、まとめて紹介しています。
この記事を読んでいただければ、ぴったりな歩行器の探し方や方法がわかって、手にしたときのことが楽しみになりますよ。
※当該記事に関する個別のお問い合わせは受け付けておりません。また、記事中の触れられている法的見解についての責任は一切負いかねます。所管の自治体窓口または弁護士などの専門家にご相談ください。「そよ風」のサービスに関してのお問い合わせや不明点は、お問い合わせフォームより受け付けております。
加齢による筋肉の弱まりや体力の低下で立ち歩きするときのバランスが崩れ、長距離の歩行が困難になってきます。それらをサポートしてくれるのが歩行器です。
歩行器を使用することで、両腕で体重を支えるため脚にかかる負担や痛みの軽減が期待でき、転倒しにくくなります。
歩行器の種類は大きく分けると以下の3種類です。
それぞれどんなものなのか詳しくみていきましょう。
最もスタンダードなタイプで、最も安定性に優れています。
身体の前面と側面をコの字で囲むようなフレームになっているもので、 両手でハンドグリップをつかんで身体を支えます。
使い方は、歩行器を持ち上げて前方につき、フレームに両手で身体を支えてから歩み進めるという動作を繰り返します。軽くて持ち上げやすいので、階段の昇降も可能です。
移動の速度は遅いため、屋内での使用に向いています。収納に便利な折り畳みができるものがありますが、折りたためないものよりも重さがあります。
また、高さを調整できるものなどもあります。
「固定式歩行器」がおすすめの方
固定型と似たような構造ですが、左右のフレームをそれぞれ動かすことができます。
使い方も歩くときに手を振るように左右のフレームを前方へ動かし進みます。固定型よりもバランス機能が必要となりますが、左右どちらかの足が常に地面に接しているため安定性が高くなります。
「交互型歩行器」がおすすめの方
・片足に痛みのある方
・姿勢バランスが取りにくく歩行が困難な方
左右のフレームの下にキャスターや車輪がついていて、押しながら歩きます。
両手で支えながら歩くタイプと、肘など両腕で支えながら歩くタイプのものがあります。ハンドブレーキや腰かけ、買い物に便利な荷物入れがついたものなどもあります。
さらに、基本的な機能に加えて、モーターや傾斜センサーが備わっているもの、折りたたみ、高さや幅調整、ブレーキ機能がついているタイプなどもあります。
折りたためる対応はバスなどの乗り物を利用するときに便利ですし、坂道でもブレーキやモーターがついているものなら安全に使えます。ただし、その分重さも出てくるので、どのタイプがあっているのか普段の生活環境などにあわせて選ぶことが大切です。
「キャスターつき歩行器」がおすすめの方
・足腰に痛みのある方
・筋力の弱い方
・リハビリをはじめたばかりの方
歩行器を探している方でも他の歩行サポート用品の方があっている場合がありますので参考までにみてみましょう。
主には以下の2種類です。
それぞれおすすめの方を以下にまとめます。
「歩行補助杖」は、比較的歩行バランスのよい方に向いています。また、「シルバーカー」は歩行を補助するもので、対象は自立歩行が可能な方です。何かにつかまったり、支えがないと歩けない方には向いていません。
歩行器は、身体状態にあわせて適切なものを選ばないと、症状が悪化するなどの逆効果になることがあります。転倒などの事故にもつながり危険です。
選ぶ際には以下の3点に注意しましょう。
これらを自己判断するのは、とても難しく危険ですので、専門的な知識をもったスタッフに相談するようにしましょう。
歩行器は、介護保険でレンタルできる福祉用具です。このサービスを提供できるのは市区町村(または都道府県)の指定を受けた「福祉用具貸与事業者」のみです。専門知識をもった福祉用具専門職員が、身体状態や環境にあった用具を選ぶサポートをしてくれます。
要支援1・2、要介護1~5
数百円程度
※自己負担1割の場合(一定以上の収入がある方は2~3割負担となります)
※市区町村や事業者により異なります
なお、使用しても負担が軽減されないなど、身体状況によっては、福祉用具専門職員やケアマネジャーだけではく、主治医や看護師、理学療法士などのアドバイスも受けて、適切なものを選ぶようにしましょう。
歩行器などの福祉用具は身体状態にぴったりあったものを使用しなくてはなりません。
レンタルの場合は、福祉用具専門職員が自宅に訪問して、
このようにレンタルなら、専門職員が定期的に、メンテナンスや調整、交換を行ってくれるので安心して利用できます。
さらに、アフターサービス費用は無料です。
また、レンタルは1か月単位での更新となりますので、利用を終了した場合に歩行器の引き取りをしてくれるので、まずは試しに使ってみたいという方も気軽に利用できるのでおすすめです。
※令和6年度介護報酬改定にて、歩行器を含む一部の福祉用具について、貸与と販売の選択制が導入されました。これは福祉用具を適時・適切に利用するための観点から導入されたもので、貸与だけでなく販売後においても使用状況を適宜確認し、使用方法の指導等のサポートが行われるとのことです。詳しくはケアマネジャーにご確認ください。
ここで歩行器を使用するメリットとデメリットをみておきましょう。
歩行器の目的は「歩行の安定」にありますが、足腰への負担や痛みを軽減することもできます。これらにより、自分で移動できる範囲が大幅に広がり、健康維持や、自信の回復など精神的にもよい影響をもたらしてくれる期待ができます。
前章でも触れたように身体状況にあわないものを使用すると症状を悪化させたり、転倒などの事故につながる場合があります。
また、歩行器=お年寄りが使うものというイメージや見た目がかっこ悪いなど、使用することに抵抗がある方は、無理に使用させるとストレスになってしまいます。見た目を気にしている場合は、最近では、スタイリッシュなデザインのものなども出てきていることを伝えてみましょう。
いかがでしたか?
痛みや歩くスピードが気になり自宅にこもりがちになっていた方も、歩行器を使うことで、脚にかかる負担や痛みの軽減が期待でき、自由に出かけたり、行動範囲がぐんと広がります。
最近では、機能性はもちろん、デザインも様々な種類のものが増えてきており、好みにあうものを選ぶことができるようになってきたのもうれしいですね。
ただし、繰り返しになりますが、身体の状態にあったものを使用しないと症状を悪化させてしまうことがありますので、専門的な知識をもったスタッフに相談をしながら正しく選ぶことが重要なポイントとなります。
介護する方も自立歩行してもらうことで、介護の負担も減りますし、何よりも自由にイキイキと行動する姿を見ることができるのはうれしいものです。
ぜひ、ご自宅で介護を続けるためのサポートアイテムとして、歩行器を取り入れてみてくださいね。
※当該記事に関する個別のお問い合わせは受け付けておりません。また、記事中の触れられている法的見解についての責任は一切負いかねます。所管の自治体窓口または弁護士などの専門家にご相談ください。「そよ風」のサービスに関してのお問い合わせや不明点は、お問い合わせフォームより受け付けております。
私たちは介護施設「そよ風」を運営しています。
公式サイトはこちら
株式会社SOYOKAZE
事業統括本部部長(拠点サポート部署)
渡邉 祐貴
(介護福祉士・介護支援専門員)
介護現場に10年従事し管理者、生活相談員、計画作成担当者など様々な役務をデイサービス、ショートステイ、グループホームで経験。介護福祉士、介護支援専門員等の資格を取得し、介護の専門性を磨く。
その後、現在の役職となり介護業界での経験は約20年。
現場の感覚を忘れずに、課題や問題点を抽出し、その対策に日々取り組んでいる。
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介護保険サービスは20種類以上あり、それぞれ用途やご利用目的が違います。
「どのサービスを使ったらいいのかわからない!」という方は、
まずはどんなサービスがあなたに適しているのか簡単にチェックしてみましょう!
最大4つの質問に答えていただくだけで、おすすめの介護保険サービスを紹介します。
介護保険サービスを利用するには行政が実施する要介護認定にて
要支援または要介護の判定を受けている必要があります
介護保険サービスはご自宅で生活しながら使うものと、施設に移り住むものがあります。
ライフプランに合わせて選択してください。
ご自宅でご利用できる介護サービスにはスタッフがご自宅に来てくれるものと、
介護が必要な方が通う施設があります。
ご自宅に来てもらうと住み慣れた環境で過ごせます。
施設に通うと他のご利用者との交流やレクやリハビリが充実しています。
移り住む施設の中には認知症のケアに特化しているものがあります。
施設を選ぶ際は認知症の有無をひとつの基準にしてみましょう。
日常生活を送るうえでどのくらい介護が必要かによって適している施設は変わります。
介護度を基準に選択してみましょう。