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一人暮らしの親が昼夜を問わず介護が必要になってきたため「介護付き有料老人ホームに入居させたいと思っているけど、実際どんなサービスや特徴があるの?」と思っていませんか?
『介護付き有料老人ホーム』は、その名の通り介護サービスがついた高齢者向けの住まいのことで、「介護付きホーム」と呼ぶこともあります。
24時間介護スタッフが常駐することから、介護が日常的に必要になった高齢者にとって安心して過ごすことができる有料老人ホームです。
この記事では『介護付き有料老人ホーム』の
についてわかりやすく解説していきます。
この記事を読んでいただければ『介護付き有料老人ホーム』について理解することができ、入居に向けて前向きに検討しはじめることができるようになるでしょう。この記事を読んで介護付き有料老人ホームに興味を持った方はぜひ、私たちが運営する「そよ風」公式サイトより、施設検索してみてくださいね。
※当該記事に関する個別のお問い合わせは受け付けておりません。また、記事中の触れられている法的見解についての責任は一切負いかねます。所管の自治体窓口または弁護士等の専門家にご相談下さい。「そよ風」のサービスに関してのお問い合わせや不明点は、お問い合わせフォームより受け付けております。
介護付き有料老人ホームとは別名「介護付きホーム」と呼ばれ、介護サービスが付いた有料老人ホームのことをいいます。
有料老人ホームはこのほかにも、
があります。
この2つとの違いについては後ほど解説しますが、介護サービスがついているのは介護付き有料老人ホームだけです。
介護付き有料老人ホームの1番の特徴として挙げられるのは、24時間介護スタッフが常駐し、介護サービスや食事、入浴、掃除などのサポートが受けられる点です。24時間スタッフが常駐していることで、緊急時や夜間なども安心して過ごすことができます。
また手厚いサービスが受けられることから介護度が高い方も入居するため、看取り体制を整えている施設も多いです。
などが終の棲家として、介護付き有料老人ホームに入居を決めることもあるようです。
24時間介護サービスが受けられることで、費用は比較的高額になりますが、様々な民間企業が介護付き有料老人ホームを運営していますので、多くの選択肢の中から希望にあった施設を選ぶことができます。
実は有料老人ホームの中で「介護付」と名乗ることができるのは、都道府県から「特定施設入居者生活介護」という指定を受けた施設だけです。
これは厚生労働省が定めた
の3つの基準をクリアしているという証拠です。
例えば人員基準の場合、基本的に入居者3人に対して、介護・看護スタッフが1人以上いることが定められており、この基準をクリアしている施設であれば、よりきめ細やかなサービスが行き届いている施設といえます。
ほかにも設備基準や運営基準も細かく定められているので、「特定施設入居者生活介護」の指定を受けている介護付き有料老人ホームは、安心材料が多い施設なのです。
※特定施設入居者生活介護について詳しく知りたい方は「特定施設入居者生活介護とは?特定施設で受けられる介護サービスのこと」をご覧ください。各基準について細かく説明しています。
介護付き有料老人ホームでは以下のような手厚いサービスが受けられるのも特徴のひとつです。
ひとつずつ具体的に見ていきましょう。
24時間介護スタッフが常駐し、
など必要な介護サービスが受けられ、急な体調変化が不安な方や、夜間が心配な方も安心して過ごすことができます。
ただし施設により人員体制やサポート内容が異なりますので、夜間の体制はどうなっているのか、入浴は週に何回入れるのかなど細かなことは事前にチェックしておくことをおすすめします。
また費用については後述しますが、介護サービスは介護保険料で賄われるため、要介護度ごとに定額制で一部が自己負担というかたちになります。そのため24時間受けられるという手厚いサービスではありますが、費用が高額になる心配はありません。
など介護以外の生活のお困りごとに対するサポートがあります。
対応回数が決まっていたり、サポート範囲が施設ごとに決まっている場合がありますので事前に確認しましょう。(施設によっては一部有料のサービスがある場合もあり)
介護付き有料老人ホームでは、栄養バランスや彩りが工夫された食事が提供されます。
食事は生活の中の楽しみのひとつでもありますので、複数メニューから選べたり、イベント用の特別な食事が用意されているなど施設ごとに特色がでやすいポイントでもあります。
またきざみ食やミキサー食などの個別対応をしている施設も多く、健康に気を遣いながらおいしい食事を楽しむことができます。
理学療法士や作業療法士など専門職の指導のもと、身体機能の改善や維持を目的とした機能訓練やリハビリが受けられます。
など内容は幅広く、専用の機器やスペースを確保し機能訓練やリハビリに力を入れている施設も増えています。
身体だけでなく脳を動かすことで認知機能の低下を防ぐことも期待され、リフレッシュしながら楽しんで取り組むことが可能です。
介護付き有料老人ホームは協力医療機関と連携しており、定期的な訪問診療や緊急時の対応など安心の医療体制が整っています。
看護師が常駐している日中の時間帯は、
などの対応が可能ですが、医師や看護師の24時間配置が義務ではないため医療機関ほどの対応はできず、施設によっても受け入れ可否が変わってきます。
最近では24時間看護師を配置している施設や、クリニックを併設し手厚い医療体制を整えている施設もありますので、医療面を重視したい方は施設選びの際に確認してみましょう。
毎日の生活のひとつの楽しみとして、様々なレクリエーションやイベントが行われます。
など好きなことをとことん楽しんだり、他の入居者と交流することもできます。
手先や身体を動かすことは脳の活性化にもなり、レクリエーションに力をいれ充実させている施設も増えています。
住まいとして24時間過ごす介護付き有料老人ホームは、快適に過ごすための設備が充実しています。
まずプライベートな空間である居室は、個室または2人部屋になります。広さは13㎡以上という規定があり、居室内設備はトイレと洗面台が付いている場合が多いです。
共有スペースとしては、
などが一般的で、リハビリルームやゲストルームなど施設独自の共有スペースを整えている施設も増えています。また浴室は個室浴のほか、機械浴などお身体が不自由な方にも対応できる設備が整っている施設などもあります。
そのほかにも
など高齢者が安心して住み続けるための設備が整えられており、家族も安心して預けることができます。
介護付き有料老人ホームの入居条件は、施設によりさまざまですがおおむね下記が条件となります。
年齢、受け入れ介護度、認知症の受け入れについては、全て施設によって条件が異なりますので、入居前に確認するようにしましょう。施設によっては医療依存度が高くなったり、自傷・他傷行為などで共同生活が難しいと判断されると、退去しなくてはいけない場合もありますので、注意が必要です。
介護付き有料老人ホームが高齢者にとって、安心の住まいということは理解できましたが、気になるのは費用です。介護付き有料老人ホームの入居にかかる費用と支払い方法についてみていきます。
まず入居にかかる費用についてです。
介護付き有料老人ホームの入居にかかる費用は大きくわけて以下の2つに分けられます。
入居一時金とは入居時に支払う費用のことで、施設を利用するために家賃の一部を前払いするイメージです。費用は施設によって異なりますが、目安は0~1億円と幅が大きく、入居時に費用がかからない0円プランを用意している施設も増えています。
なおこの入居一時金は、一定期間で償却されることになっており、償却期間途中で退去することになった場合、入居期間に応じて未償却分が返還されます。
月額利用料とは、家賃や管理費、食費などの月々に支払う利用料のことです。入居一時金と同じく施設によって費用は異なりますが、目安は15~40万円です。ただしいわゆる高級老人ホームと呼ばれる豪華な施設の場合は、100万円を超えることもあります。
また入居時に入居一時金を多く支払っている場合は、前払い家賃を多く支払っているということになりますので、月額利用料は抑えられます。
※上記以外にも、
などがかかります。
介護保険自己負担分は介護度により毎月定額ですが、パンフレットなどには月額利用料とは別に記載されているので、しっかりと確認するようにしましょう。
介護サービス費用(介護保険自己負担分)一例
※2024年4月時点
※1単位10円・1か月を30日として算出・自己負担額1割の場合
介護付き有料老人ホームは、入居にかかる費用が高額のため、支払い方法が選択できる施設が多くあります。施設によって細かな支払いプランは変わってきますが、大きくわけて以下の3種類があります。
どれくらい居住するか想定される期間(想定居住期間)を考慮し、入居時に家賃にあたる費用全額を一括で支払う方式。
入居時にまとまったお金が必要になりますが、入居後は家賃の支払い負担が発生しないので、入居途中で家賃が支払えなくなるかもしれないという心配がありません。
※前払いするのは家賃にあたる費用で、食費や雑費などは入居後も月々支払いが発生します。
入居時に家賃にあたる費用一部を前払いし、残りを月払いで支払う方式。
入居時にある程度のお金が必要になりますが、月額利用料をやや抑えることができます。
入居時には費用を支払わずに、月払いで支払う方式。
初期費用がかからないので入居時のハードルは低いですが、毎月ある程度のお金が必要になるので、入居途中で支払えなくなった場合は退去が必要になる可能性があります。
条件はありますが、介護付き有料老人ホームにかかる費用は税金の控除を受けられる場合があり、負担を少し軽減できます。
扶養控除とは親の生活費を負担し扶養親族にすると、自分が負担する所得税の控除が受けられるものですが、親が介護付き有料老人ホームに入居しても対象となります。
また扶養している親が障害者に該当する場合は障害者控除の対象になります。
※要介護認定を受けていると、障害者控除の対象となる場合があります。自治体によって基準が異なりますので、気になる方は確認してみましょう。
医療費控除とは1年間(1月1日から12月31日)で自分や同一生計の親族等に支払った医療費が10万円を超えるときに、超えた分に課される所得税が控除されるものです。
介護付き有料老人ホームでの費用は基本的に対象外ですが、
などが対象になる場合があります。領収書の「医療費控除対象」という記載を確認するか、施設側に確認すると良いでしょう。
※控除についてもっと詳しく知りたい方は、「【親の介護費用】家族内金銭トラブルを防ぐ6ステップと控除の話」の4章をご覧ください。
介護付き有料老人ホームの概要については理解できたと思いますが、入居を検討する際の目安にもなるメリット・デメリットを知っておきましょう。
24時間受けられる介護サービスや安心の医療連携、豊富なレクリエーションや食事など、とにかく充実したサービスが受けられるのが1番のメリットといえます。
入居時に介護がそこまで必要なくても、いざ介護が必要になった時に住み続けられるので安心して過ごすことができます。
24時間体制の介護サービスですが、要介護度ごとに定額の費用で利用が可能です。そのため想像以上に費用が高額になる、という心配がありません。
介護付き有料老人ホームは主に民間企業が運営していますが、全国に多くの施設が展開されています。数だけでなく、食事がおいしい、レクリエーションが豊富など特色を出している施設が多いので、希望にあった施設を選ぶことができます。
4章で費用について説明しましたが、充実したサービスが受けられるためにその分費用が高額になります。また介護サービス費用も要介護度ごとに定額ではありますが、介護度が低くあまり利用しない方でも一定の費用が毎月かかることになります。
基本的に介護付き有料老人ホームの提供サービスで十分なため、その他のサービス利用が希望にあがることは少ないですが、万が一希望があったとしても利用することはできません。
※介護付き有料老人ホームの中には一部「外部サービス利用型」といって、介護を外部事業所に委託している施設があります。
介護付き有料老人ホームに限らず老人ホームに入居した場合は、少なからず自宅での生活よりも自由度は低くなります。介護付き有料老人ホームは1日の流れや細かなルールが決められているので、特に自由度が低いです。
しかし入居者が安全に生活するためには、ある程度の制約が必要になるのは仕方のないことですので、充実したサービスよりも生活の自由度を優先したい方は、他の老人ホームを検討するのも良いでしょう。
1章で有料老人ホームは、介護付き有料老人ホーム以外にも
があると述べましたが、それぞれとの違いについて簡単に説明します。
介護付き有料老人ホームと住宅型有料老人ホームとの1番の違いは、『介護サービスの提供有無』です。
介護付き有料老人ホームでは、前述の通り24時間施設に介護スタッフが常駐し、食事や入浴など必要な介護サービスを受けることができます。また費用は要介護度ごとに定額のため、費用が高額になる心配はありません。
それに対し住宅型有料老人ホームは、生活支援などのサービスは受けられますが、介護サービスの提供はありません。介護が必要になった場合は、訪問介護やデイサービスなど別途外部のサービスを利用する必要があり、ご自宅での利用同様、利用した分だけ費用負担が発生します。
そのほか入居対象者や費用に大きな違いはないですが、介護サービスの提供有無からもわかるように、住宅型有料老人ホームで介護度が重くなった場合は、他の施設へ住み替えを検討する必要がでてくることもあります。
介護付き有料老人ホームと健康型有料老人ホームとの1番の違いは、『入居対象者の違い』です。
介護付き有料老人ホームは、24時間介護サービスが受けられることから、日常的に介護が必要な方が多く入居されています。施設により介護度の条件は異なりますが、比較的要介護度が重い方が入居される傾向にあります。
それに対し健康型有料老人ホームは、自立の方しか入居をすることはできません。食事などのサービスはついていますが、自立して生活できる人を対象としているため、介護が必要になった場合は退去しなければなりません。
健康型有料老人ホームは充実した設備や施設独自のサービスを提供している施設などがありますが、ほかの有料老人ホームと比較して施設件数はとても少ないです。
※有料老人ホームについて幅広く知りたい方はこちら「【有料老人ホームとは】特徴、料金、サービス、一日の生活を簡単解説」をご覧ください。
では実際に介護付き有料老人ホームに入居をする場合どのようなことが必要になるのか、施設選びから流れに沿って説明していきます。
まずは興味のある介護付き有料老人ホームの施設情報を集めるところから始まります。
施設のホームページを見たり、ホームページから資料請求するなど情報を集め候補を絞りましょう。悩んだ時にはケアマネジャーに相談してみるのも良いでしょう。
入居をする前に実際に施設を見学してみましょう。
施設の雰囲気を感じたり、居室を見学したり、介護体制について確認したり、入居前に1度は施設の見学をすることをおすすめします。見学は予約制のことが多いので、ホームページや電話などで申し込みをしましょう。
見学について詳しく知りたい方はこちら「老人ホーム見学7つのポイント【ダウンロードできる見学時リストつき】」をご覧ください。
資料請求、見学を経て入居したい施設が決まったら、申し込みとなります。
申し込み後は、お身体の状態や生活状況などの確認のため面談が行われます。この時点で不明な点がある場合は、必ず面談時に相談、確認するようにしましょう。
面談後入居審査が行われ、入居可能となりましたら本契約となります。
健康診断書や住民票など入居には必要な書類がありますので、施設側に必要書類を事前に確認し準備をしておきましょう。また「重要事項説明書」を用いての契約内容の説明がありますので、サービスや料金、退去に関することなど不明点は確認をしましょう。
いかがでしたでしょうか。
介護付き有料老人ホームは介護が必要な高齢者にとって、安心して暮らし続けることができる環境や体制が整っています。
その分費用は比較的高額になりますが、施設を選ぶポイントを絞ったり、税金の控除を受けるなど負担を少し軽減することはできます。 たくさんの介護付き有料老人ホームの中からの施設選びは大変ですが、希望にあった住まいが見つかるように資料請求や見学予約など積極的にしてみましょう。
※当該記事に関する個別のお問い合わせは受け付けておりません。また、記事中の触れられている法的見解についての責任は一切負いかねます。所管の自治体窓口または弁護士等の専門家にご相談下さい。「そよ風」のサービスに関してのお問い合わせや不明点は、お問い合わせフォームより受け付けております。
私たちは、全国で介護付き有料老人ホーム「そよ風」を運営しています!
公式サイトから施設検索してみてください。
株式会社SOYOKAZE
事業統括本部部長(拠点サポート部署)
渡邉 祐貴
(介護福祉士・介護支援専門員)
介護現場に10年従事し管理者、生活相談員、計画作成担当者など様々な役務をデイサービス、ショートステイ、グループホームで経験。介護福祉士、介護支援専門員等の資格を取得し、介護の専門性を磨く。
その後、現在の役職となり介護業界での経験は約20年。
現場の感覚を忘れずに、課題や問題点を抽出し、その対策に日々取り組んでいる。
北海道
介護保険サービスは20種類以上あり、それぞれ用途やご利用目的が違います。
「どのサービスを使ったらいいのかわからない!」という方は、
まずはどんなサービスがあなたに適しているのか簡単にチェックしてみましょう!
最大4つの質問に答えていただくだけで、おすすめの介護保険サービスを紹介します。
介護保険サービスを利用するには行政が実施する要介護認定にて
要支援または要介護の判定を受けている必要があります
介護保険サービスはご自宅で生活しながら使うものと、施設に移り住むものがあります。
ライフプランに合わせて選択してください。
ご自宅でご利用できる介護サービスにはスタッフがご自宅に来てくれるものと、
介護が必要な方が通う施設があります。
ご自宅に来てもらうと住み慣れた環境で過ごせます。
施設に通うと他のご利用者との交流やレクやリハビリが充実しています。
移り住む施設の中には認知症のケアに特化しているものがあります。
施設を選ぶ際は認知症の有無をひとつの基準にしてみましょう。
日常生活を送るうえでどのくらい介護が必要かによって適している施設は変わります。
介護度を基準に選択してみましょう。